小動物と猫と犬

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ハリネズミ、フクロモモンガ、猫、犬、亀、ヒメウズラ、クランウェルツノガエル、熱帯魚。レイアウトの試行錯誤や、お気に入りの商品の紹介、日々のことなど。

3年8ヶ月のハリネズミが子宮の病気になって手術しました。


↑手術翌日に退院し、帰宅後まっさきに餌箱に向かったハリネズミのウニさんです。



我が家のハリネズミは2018年の4月の上旬にお迎えした女の子です。
お迎えして3年8ヶ月です。

ここ数日ちょっと尿が茶色っぽいかな?と思っていた矢先、
ある朝、少量の血尿が出ていました。

週末に病院に行ってみようと病院を探していたら、翌朝大量の血液がシーツに!!
(血液の画像がありますのでスクロールで下がってください)
(今後摘出した臓器の画像等も載せますので苦手な方はご注意ください)



















いつものおしっこより大量の血です。

慌てて病院に電話し予約を取りました。

今回駆け込んだのは、東京・浅草の【佐野動物病院】さんです。
www.sano-ah.tokyo
エキゾチックもしっかり診てくれそうで選びました。



家を出る前にケージを見ると、立派なウンコがありました。
こんなに出血してるのにすごいなぁ。と思いながら、
血のついたペットシートとウンコをまとめてジップロックして持参しました。

病院に到着し、レントゲンを撮る為に先生がハリネズミを抱き上げると、
腹部が圧迫され結構な血が出ました。


ウニさんのレントゲン写真。
うちの子ちょっと大きいかな?と思っていたけど、かなり大きいみたいです。
480gあります。


背骨の変形が始まってるそうなので、元気になったらダイエットを始めないとです。


素人にはよくわからないのですが、こう言うことらしいです。


ハリネズミの女子は2割くらいの確率で子宮の病気になるそうです。
そのうちの7割は子宮を摘出すれば完治するそうです。3割は癌だそうです。

ウニさんはレントゲンを見る限り肺が綺麗なので癌ではなさそうですが、
正確なことは摘出した子宮を検査しないとわかりません。

出血量からしても、元気なのが信じられないくらいだそうです。
貧血でグッタリしてしまうと、麻酔がかけられないので手術ができなくなるそうです。
犬猫の場合は輸血ができるので、グッタリしていても手術できることがあるそうですが、
ハリネズミは輸血ができないので貧血になってしまうと打つ手がないんだとか…。
手術するなら今しかないと、緊急入院することになりました。

病院を出て1時間半…
病院から電話が来たので慌てて出ると、手術が終わったとのこと。
ウニさんはすでに麻酔から醒めているらしく、無事に終了です。

翌日退院です。





翌日ウニさんをお迎えに行ったところ、
摘出した子宮&卵巣を見せてもらえました。

腫れ上がっていてでっかいです。


記念写真です。


手術中の状況も先生が写真におさめ、
きちんと報告してくれるので安心感がありました。


ハリネズミは無麻酔で抜糸ができない為、
埋没法で縫って、医療用ボンドでとめてくれました。

摘出した臓器は癌検査にまわされます。
癌でなければ終了です。

ウニさんは手術後、病院でミルワームを爆食し、
立派なウンコをたくさんしたそうです。
元気そうで良かったです。

帰宅後はご飯に直行です。
夜には回し車で元気に遊び、朝にはこの餌箱が空っぽになっていました。



さて、気になるお値段ですが、

ICU入院(10kg未満)4,000円×2日=8,000円
吸入麻酔(全身麻酔)15,000円
卵巣子宮摘出術(症状あり)ハリネズミ 70,000円
点滴 3,500円×2=7,000円
皮下注射 1,000円×6=6,000円
病理検査 15,000円
これに消費税が追加されて133,100円です。

初日に診察とレントゲンで10,000円弱かかっているので、
だいたい14万円でした。

カードが使えたのが救いではありましたが、
ハリネズミの女の子がお家にいるご家庭は2割の確率ですので貯金を忘れずに!