小動物と猫と犬

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ハリネズミ、フクロモモンガ、猫、犬、亀、ヒメウズラ、クランウェルツノガエル、熱帯魚。レイアウトの試行錯誤や、お気に入りの商品の紹介、日々のことなど。

ハリネズミのふらつき症候群の介護について

ご飯を待っているウニさん↑

ミルクや薬を与える時はこんな感じでスタンバイしてもらってます。

 

木曜日までは自力で食事をしていたはずのハリネズミのウニさん。

4歳5ヶ月のおばあちゃん。

 

土曜日の朝に下痢と、減ってないご飯を確認。

その後四肢に全然力が入っていないことがわかり、病院でふらつき症候群と診断されました。

 

土曜の夕方に診断をうけてから4日目となりましたので、模索中ではありますが介護環境についてまとめます。

 

ここに至るまでネットでいろいろ調べたのですが、介護環境についての情報があまりにも少なくて…。

まとめることで今後どこかのハリネズミさんの役に立てたら嬉しいです。

 

 

まずは、バリアフリー

病院では「動くことがリハビリになるから回し車はそのままで」と言われましたが

すでにツチノコのように這っている状態なので、回し車は撤去しました。

広々とたくさん這えるようにしました。

ツチノコのように這った状態でも意外と動き回るので、広くて良いと思います。

床材はペットシートです。

色んな床材を試しましたが、結局は衛生的にも掃除の手間的にもアレルギー的にも、床材は絶対にペットシートが一番良いです。

これは介護に限らず、ハリネズミの床材はペットシート!毎日交換!これが絶対に一番良いです。

ダニ、本当にハリネズミも大変だし、人間も大変です。

 

今は置き餌として

ミルク、ミルワーム、水、がありますが、自力で食べているのかは不明です。

昼間は手をつけていないと思います。

朝起きるとミルクのみ減っていることがあるのですが、めちゃくちゃまわりにこぼれてもいるので、飲めたのか、ただこぼしただけなのかは不明です。

そもそも飲みに行ったのか、たまたまぶつかったのかも不明です…。

ミルクと水は朝と夜に交換しています。

ミルワームは生きているのでそのままです。

 

ペットシートの下にダンボールが敷いてあり、冷えを防止しつつ、床の硬さを軽減しつつ、高さを確保しています。

すでにツチノコのような状態なので皿の高さに対応できません。

なので床の高さと皿の高さを調節しています。

皿の下もペットシートなので、ミルクをこぼしてもシートをかえるだけで良いのが良いです。

 

飲んでいるミルクはジクラの粉ミルクです。

フルーツミックス味らしいです。

ドロドロにしても食べるし、シャバシャバにしても食べます。

スプーンからも食べますが、ジクラの万能スポイトで与えた方がこぼさずに済みます。

水分はしっかりとってほしいので、スポイトは便利です。

このスポイトはガラスなので、ガジガジされても大丈夫なのが良いです。

ガラス部分はひっぱれば抜けるので、しっかり洗えます。

 

スプーンに薬を垂らして口元にもっていくと自分で舐めてくれますが

ドロドロのミルクの上に垂らして、ミルクごとスポイトでとってしまうのもありです。

今後、飲み込む力がもっと落ちるそうなので、スポイトはあると良いと思います。

 

そしてこちらが処方されたお薬です。

1日に2回。朝晩与えます。1回につき1〜2滴だそうです。

スプーンやスポイトに付着することも考えて2滴出して与えています。

液体の中にはこれらが入っているそうです。

口頭説明によれば、ステロイドと乳酸菌のはずなんですけど…

 

調べてみました。

AHCCリキッドは『すべての小動物が飲用できるリキッドタイプの健康補助食品』だそうです。

シイタケ属に属する担子菌の菌糸体(キノコの根の部分)を大型タンクで長期培養して得られるエキス。

新陳代謝に大切な核酸(DNA・RNA)と体力アップに大切なアミノ酸(アルギニン・グルタミン)をプラス。

治療のサポートや体力低下の栄養補給、老年期の体力維持などに用いられるサプリのようです。

AHCCリキッド - スケアクロウ | FEED VET

 

プレドニン』がステロイド内服薬ですね。

で、『ビオイムバスター(有胞子性乳酸菌)』が乳酸菌ですね。

 

本当に治療薬が無いんだなぁと言う感じのサプリ感ですね。

これなら2滴近く摂取しても別に問題さなそうです。

 

乳酸菌は処方してもらっていますが、お腹はゆるいです。

這っているので下痢を引きずった線が残ります。

当然お腹も汚れてしまうので、その場合はお風呂です。

溺れそうで怖いので手て支えています。

ぬるま湯でお腹を浸して洗いますが、しっかり洗えるわけではない上に、乾かすのが大変だし、たぶん本人の体力も使うので酷い汚れの時だけ洗うことにしています。

背中まで濡れると乾かすのが本当に大変なのでお腹だけ濡らします。

水をよく吸うあれの手袋が自宅にあったので、お腹の下に潜り込ませてふきます。

ドライヤーが平気な子だったら良いのですが、音に怒ってまるまってしまうので、膝の上でタオルドライしています。

 

 

食事に関してですが、もうカリカリは食べてくれなくなりました。

もともとふやかしたフードを食べない子なので、もうフードは無理でしょう。

 

今は、ミルクと生き餌を与えています。

強制給餌はしていません。食べたい量だけ与えます。

先人の介護ブログに「無理矢理食べさせてごめん」って言ってる人を何人も見かけたのと、猫の介護の時にあまり意味の無かった延命をしてしまい後悔したからです。

 

ウニさんはミルワームが大好きなので、ミルワームを購入。

ミルワームの隣にもっとカロリーの高いハニーワームが居たので一緒に購入して与えたところ、とても気に入ったらしくハニーワームしか食べなくなりました。

栄養バランス的にはミルワームを食べてほしいですが、カロリー的にはもうハニーワームで良いかな…。
そのかわり、コオロギも導入しました。久しぶりにコオロギ買ったけど、素早いですね…。

 

ミルワームシルクワームの栄養について書いてあるブログ↓
https://frog.coco13.club/mealworm2/

 

好きなものを好きなだけ食べさせようと思います。

 

ハニーワームはそのまま与えると、いつまでもくちゃくちゃしているのでカッターで切り込みを入れて与えています。

まるでホルモン焼きのミノを飲み込むタイミングがわからない人みたいです。

切り込みを入れると動きが大幅に鈍くなるのも良いです。

ハニーワームは成虫になると飛ぶので(とても困る)、冷蔵庫で保管しています。

堂々の野菜室です。

こんな状態なので、虫嫌いの家族も許してくれました。

脱走防止と見た目の問題が解決できるので茶袋に入れてあります。

 

ミルワームガリガリのチビなので常温でモリモリ食べさせて成長させています。

ミルワームは蛹状態でも美味しいらしく食いつきが良いのが良いです。

蛹なら移動できないので置き餌にも良いですし、優秀です。

成虫になっても飛ぶわけではないので、成虫になったらなったで繁殖に回っても良いですし。

 

コオロギはピンセットでつまんだ状態でもう1本のピンセットで頭を外します。

その状態でも食べられそうならそのまま与えますが、足が邪魔そうであれば足ももぎます。

コオロギは神経が体にもあるんだったかで、頭を落としても動くので、置き餌にする場合は足もとった方が良いです。

 

食事は3回(+α)与えています。

朝起きたら1回。6時すぎくらいです。薬とミルク(トロトロ)、シルクワームを食べるだけ与えています。

もういらない!ってジタバタし始めたら、トロトロミルクに水を足してシャバシャバにしたミルクをもう少し飲んでもらって開放しています。

シャバシャバミルクは置き餌と交換します。

可能な限り8時くらいにもう1回シャバシャバミルクを与えています。

仕事から帰宅したら2回目。18時すぎくらいかな。

ドロドロミルクとコオロギを与えています。

コオロギを食べなくなった後でもシルクワームは食べたりします。日によるけど、コオロギ3匹、シルクワーム5匹くらいでイヤイヤしてるかな。

3回目は21時頃。薬とトロトロミルクを与えて、シルクワームも食べそうならあげます。

 

食べる量はその時々ですが、無理なくあげています。

 

他の方のブログで、ゆで卵やササミ肉、高栄養チュールなどを与えている人も居たので、生き餌以外の選択肢もけっこうあるかもしれません。

 

食べられなくなるその時まで、食べたいものを食べたいだけ与えたいと思います。